そもそも供養とは、お仏壇やお墓、寺院などで仏様や故人に供物や花をお供えし、お経やお線香をあげ、手を合わせてお参りすることと認識されている方が多いでしょう。
この世の財産は、お金や貴金属、不動産などですが、それらはこの世でしか通用しません。では、あの世で通用する財産とは何でしょうか・・・それは、自分がこの世で積んだ功徳です。しかし、故人はもうこの世で善行をすることはできません。
ですから故人の遺族や縁者が故人に代わって善行を行い、それを故人の霊に回し向けてあげます。これを、回向や追善供養といいます。
その善行(善い行い)の功徳を積み、その功徳を回向することで、自分を含むすべての人々の幸せを祈るものです。「功徳」とは、善い行いの結果として与えられる仏さまの恵みやご利益のことであり、「回向」とは、その功徳を自分の悟りのため、さらに他の人の利益のために巡らすことであり、仏さまの力によって自分を含むすべての人々の幸せを祈るものなのです。

自分は成仏できるのか?
「成仏」の「仏」は「仏陀」の略です。この世で「仏陀」といえばお釈迦様です。
つまり「仏陀」とは究極の覚りを得た者の事です。
なので、亡くなった方に対して「成仏」されました。というのは間違いで、正確には「あの世へ行って、またいいところへ生まれ変わってください」というのが正解です。
そしてまた、いずれ人間に生まれ変わって「成仏」できるように修行をしてください。ということになります。

自分が死んだ後のお墓はどうしたらいいの?
千の風になって
お墓は死んだ人と生きる事の待ち合わせ場所
お墓に入るということ・・・
葬送の儀式の歴史
日本においての葬送の方法 土葬→火葬(現在99.93%)
特殊な例・沖縄では埋葬と洗骨の「二回葬」
葬送の意味・・・
遺体を見えないようにするのが目的
伝染病の蔓延の防止
日本のお墓の歴史・・・埋め墓と参り墓

この文章は、為になる為平成28年春彼岸会、北の杜御廟お墓講習会の文章を抜粋させていただきました。