【札幌・葬式】一日葬の流れや気をつけるべきマナーについて解説

一日葬とは？

従来の葬儀は通夜・告別式が2日に分けて行われますが、一日葬には通夜がなく、告別式と火葬のみとなります。時間が短く、費用や体力的・精神的な負担が軽減できるため、選ばれる方も少なくありません。

施主のマナー

一日葬は一般葬と異なる点もあり、施主の方は以下の点に注意しましょう。

・理解を得ること
通夜を行わないとなると、親族に反対されることも予想されます。また、流れが異なるため僧侶にも話をしておく必要があります。スムーズに葬儀を進めるためにも、事前に周囲の理解を得るようにしましょう。

・香典や弔電の辞退について
葬儀の簡略化や小規模である一日葬の場合、香典や弔電を辞退するケースも少なくありません。その場合は、参列者にできるだけ早く伝えましょう。

家族葬との違い

シンプルな葬儀に一日葬と家族葬がありますが、両者は同じものではありません。一日葬は通夜がなく告別式と火葬を行うものですが、家族葬は参列者が親族に限られるだけで、一般的な葬儀と同様に通夜と告別式が行われます。なお、両方を組み合わせた親族のみが参加する一日葬プランもあります。

一日葬の食事

通夜のない一日葬では、通夜振る舞いといわれる食事が出されることはありません。とはいえ、参列者の数や規模によっては会食を設けることもあります。その場合、場所は火葬場か葬儀会場が多く、火葬にかかる時間を確認しておく必要があります。

服装

一日葬の場合の服装も一般的な葬儀と同様にマナーがあります。男性は準喪服といわれるブラックスーツを、女性はワンピースやスーツなどのブラックフォーマルが基本です。黒のビジネススーツとは異なるため、いざというときのためにも一着は用意しておくことをおすすめします。

参列時のマナー

一日葬に参列する際の一般的な流れは以下のとおりです。

• 受付で芳名帳に記入し、香典を渡す
• 読経、弔電の紹介の後、焼香をする

ただし、一日葬は親族のみということも多く、その場合は下記のような流れとなります。

• 火葬場へ移動
• 骨上げ
• 解散（または食事会後解散）

メリット・デメリット

一日葬のメリットは、体力的、精神的な負担を抑えられることです。臨終後から葬儀、火葬までは息をつく間もなく様々なことが行われます。特に施主の場合は、決めなくてはならないことややるべきことが多く、ストレスに感じることも少なくありません。

通夜がない一日葬にすることで、参列者への対応も減らすことができます。また、スケジュールも1日空けるだけなので、体力的な負担も軽減されます。そして、葬儀費用が抑えられるだけでなく、参列者へのおもてなし費用も大きく軽減されます。デメリットとしては、1日に詰め込むことになるため、故人とゆっくりお別れをする時間が取れないことです。すべき内容も多くなるため、事前に流れを把握する必要もあります。